有名スポット

2024年11月28日 (木)

大内宿

Ouchijuku1 前回の記事で下車駅が湯野上温泉の時点で私が行った場所が想像ついたと思いますが、大内宿に行ってきました。
 
コロナ禍での巣ごもりの時期に見ていたYouTubeで大内宿に行った人の動画を見て行ってみたくなりました。
 
大内宿は大阪人である私がピンとこない場所でした。
 
大内宿は若松城下から日光街道上にある今市宿までのある会津西街道にある宿場町で農業をしながら宿場を行う半農半宿だったらしい。
Ouchijuku2 湯野上温泉駅から大内宿まで猿游号というバスに乗車します。
 
私は音読みで「えんゆうごう」と思っていましたが、実際には「さるゆうごう」と湯桶読みが正しいらしい。
 
予約優先の定員制のバスで満員で乗車できなかったら困るので予約しました。
(私が乗車したバス便は往路・復路とも座席に余裕がありました。)
 
ただ、このバス普通のミニバスなので車いすの方が乗車するのは難しいです。
そして、このバスの下車のバス停は大内宿の駐車場ではなく、地元の路線バス(会津バス)大内下バス停あたりになります。
ですのでこのバスを利用する方は帰る際、大勢の人の流れに沿うと駐車場に行ってしまうのでバス停に向かう曲がり角を覚えておくといいでしょう。(松美屋さんだったかな?)
Ouchijuku3 大内宿に行った時、晴れたり雨が降ったりとしていました。
ご当地の降水確率が30%でしたので雨具を用意していなくて大変ですが、
 
当時の雰囲気を残すために未舗装です。
 
ですので雨が降ったときは特に車いすの方や視覚障害のの方は苦労されると思います。
Ouchijuku4 大内宿街並み展示館がこのエリアの中央部にあります。
 
ただ、この建物は復元されたものです。
 
展示物は後述するとして、この建物の裏手にトイレがあります。
 
大内宿の他の建物は昔からある建物なので観光客用のトイレは1番住民に迷惑が掛からないのでしょう。
トイレに行くにはここの敷地に入ることになります。
(管理が地元の教育委員会なので法的には問題ありません)
Ouchijuku5 トイレの建物です。
 
さすがにここは茅葺き屋根ではありませんが、周りの景観に配慮されたものになっています。




 
Ouchijuku6 一応、バリアフリートイレもあります。
 
場所柄か暖房器具が設置されています。
 
汚物処理器がありますがよく見ると汚物処理器の方にシャワーヘッドらしきものがありました。
 
温水洗浄便座もありますが、手摺は固定式でフラッシュが後ろにあるので車いす利用者はちょっと使いづらいかもしれません。
Ouchijuku7 大内宿街並み展示館は入場料が250円必要(投稿日現在)ですが、障害者手帳等を掲示すると介護者1人も含めて無料で入場できます。
 
写真撮影は問題ないとのことでしたので写真を撮ってみました。
 
当時の現地の生活様式が見られますが、土足厳禁の場所もあり、土足禁止の場所では補助犬は足の裏を拭くことになります。(補助犬以外は入館禁止です)
Ouchijuku8話を宿場町に戻します。
 
街道には側溝がありますが、側溝には木の板を埋め込んで欄干のない小橋のようになっているので商店との行き来はできます。
 
飲食店の中に入る時に土足厳禁のところが意外と多いので全部の飲食店の中に入る時間もお金もなかったのでここでは紹介できません。
Ouchijuku9 逆にお土産屋さんは店の中に入らない形式の店舗が目立つので土産物選びは楽かもしれません。
 
ちなみに写真のお店ではありませんが、私は大内宿で会津塗の箸を購入して早速使っています。
 
半年前に怒りで箸を折ってしまい、暫定的に客用の箸を使っていました。
 
Ouchijuku10 こちらは私がそばを食べたお店です。
 
何を食べたのかBブログに載せています。
 
駆け足で大内宿を見ましたが、行けていないところが多く気になるイベントがあるので再訪したいと思いました。

2024年9月24日 (火)

イルカ島

Irukajima1 鳥羽市にあるイルカ島に行ってきました。
 
本土側では真珠島・水族館前のりばと鳥羽マリンターミナルがありますが、個人的お勧めなのはと鳥羽マリンターミナルです。
 
鳥羽駅から物理的にはこちらの方が遠いのですが、横断歩道以外、乗り場まで屋根があるところを通ることになり、雨を避けられるうえに目印になるので迷いにくいです。
 
それと、真珠島・水族館前のりばはバリアフリートイレと言ったものが無いし、実際乗りこむときは台船からになるので安定が悪いです。
イルカ島とセットで真珠島や鳥羽水族館に行く以外では鳥羽マリンターミナルです。
写真はリトルマーメイドという船です。
Irukajima10 イルカ島へは先程の船とこちらの小型船みつしまが運航していますが、車いすの方はリトルマーメイドの方をお勧めします。
 
実際両方に乗船しましたが、小型船は入口が狭いので車いすのまま乗船できるか怪しい上、船内に数段の段差があるので段差の数だけでもリトルマーメイドに軍配が上がります。
今回、バリアフリーに関して調べようと思ってイルカ島に行ったのですが、事前にこちらのページが出てきたので、私と視点が違うのかなと思っていましたが同じような視点でしたのでこのページに関するバリアフリー情報はここのページに任せることにします。
ちなみに乗船券はイルカ島への入場券と兼ねていて、往路の乗船券は復路の乗船券とイルカ島入場料が含まれていると考えていいです。
(ですので、イルカ島の入場時や復路の乗船時にきっぷのチェックはありません)
入場ゲート自体はあります。
Irukajima4 そのゲートを入って真っ先に見えるのがイルカと少年の像です。
 
某・城みちるの「イルカに乗った少年」のタイトルを思い出したのは謎です。
(そう言えば、城みちるって「イルカに乗った少年」以外の楽曲知りません)
 
イルカの餌やりと言った有料プログラムがありますが結構人気があり希望する方はイルカ島で下船するときにさっさと降りてこの像の左に映っている食堂で餌やりのチケットを購入されることをお勧めします。
Irukajima5 この先リフトがありますが、そのリフト乗り場のそばにバリアフリートイレがあります。
 
イルカ島にトイレそのものは3ヶ所ありますが、バリアフリートイレはここだけです。
 
オストメイト装置、温水洗浄便座、ベビーベッド、ベビーキープ、チェンジングボードが付いています。
ちなみに他のトイレにも行ってみましたが、お世辞にも綺麗とは言えないのでイルカ島ではここのトイレで済ませたほうがいいです。
Irukajima7 イルカの池があり、2頭のイルカがイルカショーの時間でもないのにボール遊びをしていました。
 
イルカショーでないのに水槽以外でイルカが見られるのは珍しいのかなと思います。
(水槽ではボール遊びをすることはなさそうですし)
 
ここは車いすの方も難なく行ける場所です。
 
Irukajima8 イルカショーもありまして、イルカが演技をしたり、写真のように間近に来てくれたりもします。






 
Irukajima2 バリアフリーと関係が無いのでリフトに乗車します。
 
片道400円・往復700円でおとな・こども同額です。
 
このリフトは乗船券とは別払いで近鉄の企画乗車券まわりゃんせを持っていてもリフト代は別料金と注意看板が掲げられていました。
 
ちなみに私は上りのみ利用しました。下りは遊歩道で歩いて下りましたが、段差が急なところがあり、車いすの方がこの先上るのは絶望的です。
Irukajima3 上った先にあるのがハートロックベルと展望台があります。
 
一応、ベルを鳴らしました。
 
展望台は階段オンリーです。
 
それでも階段を上ると…
 
Irukajima6 鳥羽湾の景色が楽しめます。
 
この日の天候はあまりよろしくなかったのですが、晴れていたらもっといいのでしょう。
 
個人的にはみんながこういう景色が見られたらいいのにと思います。

 
Irukajima9 この山頂から少し下りるアシカショーがありました。
 
イルカショーと違い、帰りの船の時間の都合上、あまり見られませんでした。
 
家族連れで行くにはいいところだと思いました。
 

2023年9月 7日 (木)

あわしまマリンパーク

沼津市にあるあわしまマリンパークに行ってきました。
 
前回の日本丸のイベントと同様、御船印が目的ですが、折角あわしまマリンパークに行くのだから楽しもうと思い、じっくり見てきました。
 
沼津駅南口3番のりばからバスに乗って、マリンパークバス停で下車。
 
Awashima1 ただ、ここから船に乗る必要があるのですが、往復の乗船券込みの入園券を陸側のチケットブースで購入。
 
ちなみに車で来る方は駐車場もあります。(有料)
 
私がチケットを購入した時はすぐに船が来るので船待合に寄らなかったですが、チケット売り場のそばに船待合があります。
 
あわしまマリンパークはラブライブサイシャインの聖地となっているようで聖地らしく、ラブライブサンシャインのキャラが結構お目にかかれます。
Awashima2 マリンパークに行く船にもラブライブサンシャインのイラストが描かれています。
 
私自身はラブライバーではないのでキャラの名前は知りません。
 
チェックするのはバリアフリーです。

陸側も島側も先頭から入り先頭から出る形になります。人間が乗船するタイプでは珍しい乗船口です。
車いすで乗船するのは難しそうです。入口の段差と入口の狭さがネックでしょう。Awashima3 船の中はスロープになっていて評価できますが、スロープを下りたところだけでもスペースになっていれば少しはバリアフリー化ができるのではないかと思います。





 
Awashima4 バリアフリートイレと言えばパーク内のカフェと売店の間にあるトイレに1ヶ所、バリアフリートイレがあります。
 
街中のバリアフリートイレに比べると若干狭いイメージですが、ファミリー向けの施設というだけあってオムツ入れがしっかりあります。
 
写真はアップできる枚数制限があるので載せられませんが温水洗浄便座がありますし、ベビーベッドもあります。
Awashima5 水族館は昭和のレトロ感が漂う建物で、1階はスロープを使ってアクセスできますが、2階へは階段しかないので車いすでは難しいです。
 
写真の水槽の中は近海の魚が中心で美味しそうでした親近感がありました。


 
Awashima6 別の建物に移動し、他の生き物を見ます。
 
ウミガメがいます。どちらもメスだそうです。(投稿日現在)




 
Awashima7 また、別の建物にカエル館というのがあり、入ってみました。

日本最大級の飼育数を誇るのだそうですが、葉の下の隠れており、カエルを探すので一苦労。
 
ようやく、見つけたらと思ったら後ろ向いたカエルです。
これでも葉っぱに似せて身を隠しているのだと思います。
Awashima8 アシカショーがあるのでカエル館を出ました。
 
ショーと言っても1回10分程度のショーで子供が疲れる前にショーが終わります。
 
このショーを見て私が思った意外な事とは…


 
Awashima9 富士山が見えます。
 
構図的にポールが邪魔ですが、実はアシカショーの客席から写しました。
 
富士山を借景にアシカショーを拝めるなんてなかなか体験できるものではありません。
昔はイルカショーもあったらしいのですが、イルカが亡くなったため今はやっていないようです。
Awashima10 最後に見たのはペンギンと一緒に写真を撮るイベントです。
 
透明な箱にペンギンを入れて横に並んで写真を撮るのですが、私が気に食わなかったのか明後日の方向に向いていて写真映えがしないのでペンギンだけということで…
 
ラブライバーなら売店でラブライブグッズが購入委で着たり、コラボフードがいただけたりするのですが、私は姪のお土産にコラボ御船印を購入して帰りました。

2023年7月11日 (火)

銀閣寺

Ginkakuji1 銀閣寺に行ってきました。
 
時系列的に言うと、金閣寺の前に銀閣寺に行っているのですが、金閣寺の方が有名なので先にブログに登場しました。

阪急電車の駅から市バスなのは変わらないですが、銀閣寺は京都河原町から、金閣寺は西院からになるので特急停車駅である京都河原町を優先したかったというのもありましたが、個人的に銀閣寺の方が個人的にいい雰囲気を出していて好きです。
 
当時の室町幕府が銀箔を貼る予算が無かったからという説があったりしますが、銀箔を貼らなかった現在の姿で良かったと思っています。
 
銀閣寺の門前に石畳がありますが、それ以外は動きやすいかと思います。
 
銀閣寺の拝観料は500円ですが、障害者割引だと100円になります。(受付にて手帳等を呈示)
受付に当たる中門を入って過ぎに朱印所があり、御朱印を授与してもらう方は見学の前に朱印帳を渡して番号札を受け取ります。見学後に番号札と引き換えに受け取ることになります。配置の関係でしょうけれど、うまい具合にしたものと感心しました。
Ginkakuji3 もう一つの門をくぐると、拝観スタートになります。







 
Ginkakuji2 すぐに銀閣の姿を見ることになります。
 
ただ、金閣寺と違い、池に浮かぶように見える姿ではなく裏口のような姿を見ることになります。




 
Ginkakuji4 この銀閣と同時に見ることになるのが向月台(こうげつだい)になります。
 
結構大きく、梅雨のこの季節、崩れないようにするのも大変だろうと思います。



 
Ginkakuji5 向月台と同様白砂でできたものに銀沙灘(ぎんしゃだん)です。






 
Ginkakuji6 こちらは錦鏡池(きんきょうち)になります。







 
Ginkakuji7 東求堂(とうぐうどう)と銀沙灘です。







銀閣寺も金閣寺と同様、車いすでは通れないエリアがあります。銀閣を間近に見られる部分は問題ないのですが、展望所を筆頭に階段があり、階段のないエリアとなると結構こじんまりとしているというのが印象です。
Ginkakuji8 トイレは出口や売店附近にあります。銀閣の雰囲気にあった建物なのが印象的です。






 
Ginkakuji9 バリアフリートイレは金閣寺ほど広くはないですが、温水洗浄便座・ベビーベッドがあります。
 
金閣寺と違い、車いすの方が入口に引き返すということはなく、曲がりにも1周できます。
 
よって、バリアフリー度は金閣寺よりも評価を上げて★★★とします。

2023年7月10日 (月)

金閣寺

Kinkakuji1 阪急電車の回数券の有効期限が今月末なので、回数券を使って京都に行ってきました。
 
京都は有名な観光スポットが山ほどありますが、今回は金閣寺に行ってきました。
 
大阪在住の私にとって京都は気軽に行ける場所ではありますが、金閣寺に行くのは20年以上前にボランティアで金閣寺を案内した時以来になります。
今回金閣寺に行くまでもなく、車いすで金閣寺を行けることは知っていますが、改めて行ってみることにしました。
 
金閣寺の拝観料は大人500円ですが、障害者割引だと300円になります。(受付にて手帳等を呈示)
 
Kinkakuji2 入口でこんな立札がありました。
 
参拝路は途中で階段になるのでそこから入口に引き返すことになります。
 
金閣寺自体分かっているのか「金閣は見ていただけます」という文言がある通り、多くの方が金閣を見たらそれで終わりなのでしょう。
 
Kinkakuji10 そして、入口を入るとすぐに金閣が見えます。
 
金ぴかの建物は珍しいのか、外国人観光客が多く来ていました。
 
ただ、この建物、昭和の時代に建てられています。


 
Kinkakuji3 参拝路を進むと金閣はこんな姿をしています。
 
池とは縁がなさそうな姿ですが、実際はここから出入りするのでしょう。




 
Kinkakuji4 そのまま参拝路を進むと階段があります。
 
金閣寺の入口の立札の階段はここになります。
 
当然、下り階段もあり、車いすの方が普通ならここで引き返すことになります。
 
20年前の私はこの階段を2人で上り下りをしましたが、今はそんな体力はありません。
Kinkakuji6 有料エリアの中にあるトイレはこの階段の先にあるので車いすの方は入口附近のトイレを利用することになります。
 
このバリアフリートイレのアクセスは平坦ではありますが、未舗装なので正直言って移動しにくいです。


 
Kinkakuji7 しかし、このバリアフリートイレに特色があります。
 
温水洗浄便座にオストメイト対応、チェンジングボードがあります。




 
Kinkakuji8 それにユニバーサルベッドにベビーベッドがあります。
 
福祉施設でもこんなに揃ったバリアフリートイレはお目にかかれません。
 
広さで言えば、駅にあるバリアフリートイレの2倍近くあるのではないでしょうか?

 
Kinkakuji9 ただ、残念なことにバリアフリートイレの入口とオストメイト装置の間に衝立があるので利便性が落ちてしまっています。
 
この衝立が無いと便器が外から丸見えの状態になることへの配慮だと思いますが、ドアの方を工夫すればどうにでもなったと思います。

ちなみに御朱印は出口を出たところにあり、出口から階段を下りて地上に出る為、車いすの方が御朱印を貰うには付き添いの人間が御朱印を貰いに行くことになると聞きました。
 
ということでバリアフリー度は★★半とします。

2023年6月25日 (日)

うずしおクルーズ(咸臨丸)

Kanrinmaru1 うすしおクルーズに乗船しました。
 
写真は咸臨(かんりん)丸です。
 
おおよそ13年程前のこのブログで鳴門の観潮船を採り上げましたが、別の船というより、出港地が違います。
 
前のブログは鳴門から乗船しましたが、今回は淡路島側から乗船しました。今回は淡路島側からです。
写真の咸臨丸の他に日本丸がありますがバリアフリーに対応しているということでこちらの方にしました。乗船場所は南あわじ市にある道の駅福良にあります。
Kanrinmaru2 乗船は階段がメインですがスロープもあります。
 
ベビーカーだと問題はないですが、自走する方だとスロープの幅がちょっと狭いと感じるのでここは車いすを押してもらう方がいいでしょう。



 
Kanrinmaru3 船そのものに乗り込むのは渡し板があり、幅も十分にあるのでここは問題ないと思います。
 
船は3層構造になっていて、入口は2階に当たります。ですので、この記事では入口階を2階と表示します。



 
Kanrinmaru4 入口入ってすぐにバリアフリートイレがあります。

ちなみに一般の方のトイレは1階にあります。
 
船のバリアフリートイレは万が一のことを想定して電動式のドアはあまりお目にかかれないのですがここは珍しくボタンで開閉します。

 
Kanrinmaru5 バリアフリートイレの中です。
 
水を流すところが後ろにあるので操作しにくいです。
 
写真ではベビーキープしか映っていませんがベビーベッドもあります。


 
Kanrinmaru6 車いすスペースのある客室が先程のバリアフリートイレのある前方にあります。
 
ただ、入口からこの客室の後方にあり、車いすスペースが客室の前方にあるので、出入口付近に車いすスペースという概念はこの船にはありません。


 
Kanrinmaru7 車いすスペースからの景色になります。
 
窓と手摺の間に通路があるため距離があり、うずしおが見えにくいです。
 
しかも、通路は一般の乗客も滞在できるので一般の乗客が車いすスペースの窓の外側に立つとここから全く景色が見えません。
車いすスペースの窓の通路部分も通行禁止ぐらいにしてもらわないと車いすの方がこのスペースを使う理由がありません。
Kanrinmaru8 こちらはオープンデッキの3階から撮りました。うずしおが分かりやすいので人気があります。

大鳴門橋でうずしおを見るまでは3階にいて、帰港になると2階の客室に来る方が多くいました。
 
ちなみに1階は客室はなく、一般のトイレの他に展示スペース、子ども向けのフリースペース、授乳室があります。
Kanrinmaru9 観光船ということもあり、点字はなくはないという印象です。
 
写真の案内図に点字は入っていますがこの案内板の場所に点字ブロックはありませんでした。









 
Kanrinmaru10 ちなみに出港地である道の駅福良の方でもバリアフリートイレはあります。
 
こちらは水洗ボタンが壁側にあり、温水洗浄便座やオストメイト装置があります。
 
私は乗船地まで三宮から高速バスで行きましたが、車いすの方が高速バスで行くのは難しいので車で行くことになりそうです。

2022年8月28日 (日)

竹生島

琵琶湖に浮かぶ竹生島に行ってきました。
竹生島と言っても社寺がありますが住民はいません。
観光客が訪れる無人島になっています。
竹生島へは長浜や近江今津から運行している琵琶湖汽船の方が本数が多いのですが、御船印のこともあってオーミマリンの便に乗船することにしました。
 
出港する彦根港へはタクシーという手段もありますが、彦根駅西口から無料送迎バスが運行しています。
ただ、普通のマイクロバスなので、車いすのまま乗車できません。
(竹生島自体、ほとんど階段しかないので車いすの方の観光は絶望的ですが…)
 
Chukubuis1 竹生島への船は何隻かあるようですが、私が乗船したのは井伊家の赤備えに習って赤一色の船でした。
 
真ん中の家紋である「丸に橘」は井伊家の家紋でその両側にある「井」の形をしたのは井伊直政の戦国のぼり旗に描かれたものです。
 
本当は彦根港でも撮影していたのですが、乗客が映っているので竹生島に到着後に撮影したものにしました。
Chukubuis2 船も特にバリアフリー船ではなく、段差はある上、入口や乗船の通路が狭いです。
 
また、私が乗下船した時は船が揺れていました。




 
Chukubuis3 座席は普通の座席で、リクライニングと言うものはありませんし、ひじ掛けが跳ね上がるわけではありません。
 
ただ、出入口に最も近い座席は優先座席になっていました。
 


 
Chukubuis4竹生島に到着してスロープが見えます。
 
もしやバリアフリーで行けるのか?と思われたかもしれませんが、これが唯一のスロープで後述する入口までだけがバリアフリーと言えます。
 
ちなみに入口までにある土産物店や茶店がこの島の商店になります。
 
Chukubuis5 スロープを上がったところにある郵便ポストになります。
 
少なくなったとはいえ、レアとまでは言えない円柱ポストです。
 
一応、ここから手紙を投函はできます。月曜日から土曜日まで(祝日を除く)午前9:30に収集に来ます。
長浜港からの始発便の竹生島到着が9:30なのでほとんどの場合、投函日の次の日が収集日になります。
仮にここで投函しても消印は収集郵便局の長浜郵便局になると思いますが…
 
竹生島への上陸には入島料が必要で大人600円、こども300円が必要です。
自動券売機で購入するのですが、障害者手帳を持っている方は入口にいる係員に手帳を提示すると半額になります。
この入口付近にトイレがあります。洋式トイレはあるのですが、車いすトイレはありません。

この入口を入ってすぐに急な階段があります。

Chukubuis6 根性が無いので途中にある宝厳寺観音堂に行きました。
 
写真は国宝でもある唐門で、建物が重要文化財です。
 
この唐門、最近では豊臣秀吉の大坂城から移築した京都東山の豊国廟の唐門か極楽門をさらに移築してこの地に来たという説が濃厚だそうで、そうなれば豊臣秀吉の大坂城の現存する唯一の建物になります。
この門から、観音堂に入ると奥にあるのは…
Chukubuis7 これまた重要文化財になっている舟廊下です。
 
豊臣秀吉の朝鮮出兵の時に作られた船櫓を利用して作られた廊下で、この廊下を渡ると竹生島神社につながります。



 
Chukubuis10 ちなみにこの廊下を下から見るとこんな感じになっています。



 


 
Chukubuis9 竹生島神社も国宝になっています。
 
豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の勅使殿が移築したものです。
竹生島神社の本殿への階段下に竜神拝所があり、ここで鳥居に向かって投げる土器(かわらけ)投げがあります。
 
鳥居に土器がくぐれば願いが成就すると言われますが、鳥居に届きもしませんでした。
Chukubuis8 最後に根性入れて宝厳寺弁財天堂(本堂)に向かいました。
 
これまた急階段で距離はそんなに長くはなかったのですが、上った時は息切れしてました。
 
お参りして元来た急階段を下りました。

船は自由席ですが船便は指定で特に何も言わなければ数十分の滞在時間の後の便で彦根に戻るルートになっています。
小さい島にもかかわらず国宝や重要文化財と詰まった場所でパワーを貰った気分になり、帰りの船に乗船しました。

2022年8月 9日 (火)

満奇洞(まきどう)

7月23日付のDブログでこんなことを書いて記事を終わらせています。
「グッズも貰ったこともあり、観光PRで一押しした満奇洞(まきどう)に行ってみようかな。」と。
ということで満奇洞に行ってきました。
 
自動車免許を持っていない私が満奇洞に行くとなると必然的に公共交通機関を利用することになります。
バスの時刻を調べると…
以下は土・日ダイヤになります。(備北バス・令和4年4月1日一部時刻改正時)
【往路】
・新見駅(11:15)→井倉駅前(11:53)→満奇洞(12:34)
・新見駅(13:00)→井倉駅前(13:38)→満奇洞(14:19)
・新見駅(15:30)→井倉駅前(16:08)→満奇洞(16:45)
の3本のみです。
そして、満奇洞の入場は16:30までなので最終バスに乗車しても満奇洞に入洞できないので当然、2本に絞られます。

【復路】
・満奇洞(6:13)→井倉駅前(6:50)→新見駅(7:28)
・満奇洞(13:15)→井倉駅前(13:56)→新見駅(14:34)
・満奇洞(15:20)→井倉駅前(15:57)→新見駅(16:35)
言うまでもなく、始発バスに乗車することは現地に宿泊している以外は考えられないので除外。
 
で、私が選択したのは…
始発バスで満奇洞に行き、最終バスで満奇洞を出るプラン。
満奇洞で時間がかかり終バスに乗り遅れたらタクシーで移動ということになるのでとてつもない金額になるのでここは多少時間の無駄を承知で行動するのがいいと判断しました。
 
井倉駅前からバスに乗車します。
ちなみに岡山駅を10:14発の新見駅行きの普通電車が井倉駅に到着するのは11:39になるので便利です。
(新見方面から来た場合、適当な電車はないので新見駅からバスに乗車することをお勧めします)
 
終点まで乗車しますが、バス停から少し歩くことになります。
バス停はふれあいセンター満奇というコミュニティセンターの近くになります。
 
少し歩くと満奇洞の第1駐車場があります。
この駐車場のそばにトイレがあるのでトイレはここを利用することになります。
Makido1 トイレのそばに満奇洞について書かれた看板があったので写真に。
 
もともと槇という地名でこの洞窟は「槇の穴」と呼ばれていましたが、昭和4年10月に与謝野鉄幹・晶子夫妻がこの洞窟を訪れたときに「奇に満ちた洞くつ」ということで満奇洞と命名しました。
 
トイレはベビーベッド、チェンジングボード、ウォシュレット(LIXIL製なのでウォシュレットとは言わないが)が付いていて設備は都会のトイレと遜色ありません。
 
この駐車場からは満奇洞まで全員徒歩になります。
そして、数百メートルの区間ですが、急勾配の上り坂になります。
 
満奇洞入口の手前で自動券売機があります。この券売機では交通系ICカード(PiTaPaを除く)が使えます。
Makido2 入口でコロナ対策の為、各自で半券を受付の箱に入れて入場です。
 
ここでヘルメットを借りることができますが、ヘルメットの分、屈むことが必要になるのでヘルメットを借りる方は見かけませんでした。
 
満奇洞に入洞です。
看板の通り、天然記念物だそうです。
Makido3 入ってすぐに頭上に注意の注意書きが…
 
実は洞窟の中は思ったより暗く、デジカメの性能のため明るく映っていますが、実際はもっと暗いです。
 
また、フラッシュと言ったものを一切使っておりません。

そして、頭上に注意はこれが序の口だとこの後知ることとなります。
Makido4 この洞窟のすごいところはいろんな表情を見せてくれるところでしょうか。
 
人が通るのもやっとといった場所からくつろげそうな場所まであります。



 
Makido5 もちろん、観光用にこの写真の様に木道を敷いて歩きやすくなっているところもあります。
 
ところどころ、この写真で言えば「大黒柱」の様に名付けられたものがあります。
 
自然で作られたものでありながら大黒柱の様に支えているように見えるのでしょう。
 
Makido6 こちらは「奥の院」と名付けられています。
 
頭上に注意の本当の意味を知ることになったのはここに来る少し前。
 
大したことが無いのではなく、中腰になりながら進み、場合によっては、反対から来る人とすれ違うことになるので道を譲り、譲られながらなので写真を撮る余裕すらなくなります。
Makido7 最近というか、LED技術の進歩というか照明もLEDを駆使して「魅せる鍾乳洞」にしていて、幻想的な演出も忘れていません。
 
もちろん、LEDで照らされた光景は昭和4年にはなく、与謝野晶子も見たことが無いものでしょうし、これから新しい技術で取り入れられたものを現在生きている私たちが見られないものを未来の人たちは見るのかもしれません。
Makido8 水と鍾乳洞をうまく演出しています。
 
暗いし、足元が悪いところも通るのですがこういう景色を見ると来て良かったと思います。
ただ、車いすの人は物理的に通れないし、弱視の方も足元が悪いところを通るのでバリアフリー度の評価不可能と言わざるをえません。

また、鍾乳洞という性格から湿気があり、地面が濡れているところが多く、滑りやすくなっているので滑りにくい靴で行かれることをお勧めします。
Makido9 こちらは「乙姫の寝殿」と名付けられていますが、こんな山の中に乙姫様って…と思わなくはないのですが名前の由来を聞きたいものです。





で、満奇洞の滞在時間は意外と長く、バスの折り返し時間だけでは難しいという結論になりました。
なので時間のロスは覚悟して行かれることをお勧めします。
ただ、平日の場合、満奇洞(16:50)→井倉駅前(17:27)→新見駅(18:05)というバスがあり、満奇洞に14:19に到着するバスに乗っても大丈夫かと思います。
私は井倉駅で乗車したため、満奇洞までのバス代は470円でした。
 
さて、昼食はどうしたのかと思った方いらっしゃるかと思います。
車が無い以上、現地で食べるか弁当などを持ち込むかのどちらかになります。
中腰で進まないといけないところがあるのでリュックサックは不適格。
なので、個人的には現地で食べる一択だと思います。
Makido10 ふれあいセンター満奇にうどんを提供していて、私はうどんセット(700円)にしました。
ちなみに蕎麦はなく、暑いけれど冷たいうどんもありませんでした。
 
ここは第1駐車場が満車の場合、ここの駐車場が第2駐車場になっています。
ですのでここで食事をするのではなく、ただ車を停めているだけの方も相当数います。
 
たまにはこういう自然に触れる旅もいいと思います。

2022年4月23日 (土)

紀三井寺

Kimiidera1

2022年4月5日に紀三井寺にケーブルカーが運転される情報を聞き、現地に行ってみました。

最寄り駅はJRきのくに線紀三井寺駅です。
紀三井寺駅は和歌山駅から普通電車で2駅目になります。
この駅にはエレベーターがあるので、電車でアクセスできます。

  
Kimiidera2 東口から出ると南へ進むと紀三井寺のの楼門が左手に見えます。













Kimiidera3 楼門の右手にケーブルカーののりばが見えます。
ここで乗車料と拝観料を払います。

今年の4月5日から1年間は階段で参拝する方は無料です。

ケーブルカーの乗車料は大人200円、こども及び70歳以上の方は100円、車いすの方及び介護者(1名)は無料です。

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ケーブルカーと言っても斜行エレベーターとかスロープカーのような感じです。
 
ちなみに寺院でケーブルカーがあるところと言えば鞍馬寺ですが、鞍馬寺は鉄道事業者に分類されるそうで、日本一短い路線になります。



 
Kimiidera4このケーブルカーはホーム柵のようなものがあり、ボタンもエレベーターのようなボタンがあります。










 
Kimiidera5 また車内にエレベーターように行き先ボタンや開閉ボタンがあります。






 
Kimiidera7 ケーブルカーで上がって、参詣路を通り、さらに、エレベーターで本堂まで上がります。

こちらは駐車場があり、車で参拝される方はここまでアクセスできます。

こちらは三菱製の11人乗りのエレベーターで、かごの中は普通のエレベーターですが、エレベーター施設はまわりの景観に合わせています。









 
Kimiidera9 ただ残念なのは本堂そのものは階段オンリーであること。
 
車いすの方が本堂まで来た場合、人力で車いすごと持ち上げてくれるのかどうかは分かりませんでした。
申し訳ありません。


 
Kimiidera10 ただ、信者の寄付金などを活用して数百段の階段を解消したことは大したことで敬意を払い、ここで朱印帳を授与してもらいました。

車いすトイレはケーブルカーを降りたところにあります。

ちなみに帰りは階段で降りましたが、ケーブルカーの価値が分かりました。

2019年8月 4日 (日)

「屋島夕やけい」&「石あかり」サタデーナイトツアー(1日周遊券)

P1410507 写真はことでんが発売している「屋島夕やけい」&「石あかり」サタデーナイトツアー(1日周遊券)です。

購入するときに舌を噛みそうになります。

高松築港駅から琴電志度までのフリーきっぷに屋島山上までのバスの往復がついています。

このきっぷが他のフリーきっぷと違うところは9月14日までの毎週土曜日しか使えないこと。

これはむれ源平石あかりロードのイベント日が土曜日に設定されているから。

個人的には日の入りが遅いので、1番行きたくない日が8月3日でしたがこのきっぷの紹介をしたかったので敢えてこの日にしました。
いつもながらことでん志度線の駅に乗ったり降りたりしていましたが、やはり、このきっぷの趣旨である、屋島と石あかりには行こうと思いました。
P1410599 石あかりは別の記事にするとして、屋島へはJR屋島駅か琴電屋島駅からシャトルバスに乗車します。

本当はもっと夕暮れ時に行きたかったのですが、石あかりがある上に宿泊する訳でもなかったので不本意ながらまだお日さまが照っている時間に屋島山上に行きました。
ちなみに私が行った8月3日も含めてこのきっぷが使える日は屋島山上に行くバスも通常の便の後に夕暮れ時を楽しむ時間まで動いています。
P1410600ちなみにバスはノンステップバスでした。

道中は車いすごと動かないようにしっかりと固定する必要がありますが、屋島山上にはバリアフリーで行けます。

山上には一応、車いすトイレもあります。
(あまりきれいとは言えませんが…)
恐らくバスは1台で運行していると思われるのでノンステップバスで運行しているとは思いますが、行かれる方はことでんバスに問い合わせをした方がいいかもしれません。
P1410607 本当は夕焼けを見たかったのですが、夕焼けではなかったのであまり参考にはならない写真を1枚。

説明によると手前は屋島と同じ高松市の庵治(あじ)地区、奥には小豆島が見えるはずが…写真では分かり辛いです。
このあと、バスで琴電屋島駅まで戻り、八栗に向かう西九条でした。

 

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