観光列車

2024年11月27日 (水)

お座トロ展望列車

Ozashiritoro1 会津若松駅から会津鉄道の会津田島駅間を走行しているお座敷トロ展望列車です。
 
2両編成で会津若松側の車両です。
 
わざわざ断りを入れないといけないのは訳がありまして別の車両は顔立ちから違います。

 
Ozashiritoro2 こちらが会津田島側の車両です。
 
写真は会津田島駅で撮ったものなのでどちらでも会津田島側になってしまいますので以後、この鉄道の終点である会津高原側とします。(駅名は会津高原尾瀬口ですが長ったらしいので…)
 
この列車運賃とは別に400円の指定席料金が必要です。ただし、JR線の区間である会津若松―西若松間だけの乗車の場合は運賃だけでOKです。 
Ozashiritoro3 私は浅草からこの鉄道の起点である西若松までの乗車券を持っていたので(注・西若松からのきっぷは予め所持してます。)必要なのは座席指定券です。
 
きっぷをよく見ていなかったのですが、1号車・2号車というようなくくりではなく私の場合は展望席でしたので展望席の区画の何番何席というきっぷでした。
 
会津若松まで行くなら何の迷いもなかったのですが、湯野上温泉までの為に400円を出すのにためらいました。
この1本後の列車でも事が足りるだけにと思いましたがブログ記事にできることを思い出して乗車することに。
始発駅なので車内探検が出来ました。
Ozashiritoro4 まず、会津若松側の車両は展望席とお座敷席があります。
 
ハイデッカーになっているので高いところからの景色が見えますが、その分、段差があり、車いすのままでは乗車できません。
 
ちなみにこのエリアの座席は12席です。
このエリアの座席に運良く取れました。
展望車に乗るなら、進行方向に向いて走る会津若松行の乗車することをお勧めします。
言うまでもなく、このエリアの特等席は会津若松行で進行方向右側の列で先頭の席です。
Ozashiritoro5 同じ車両の後方にお座敷エリアがあります。
 
お座敷というから畳なのかと思って展望席を選んだのですが、掘りごたつになっていました。
 
とは言え、座席のクッションは展望席の方がよさそうな気がします。
 
非日常を味わうにはこっちを選択する人がいると思います。
Ozashiritoro6 車いすスペースもドア附近にあります。
 
写真はないですが、車両にステップがついているので車いすの方が自力で列車から乗り降りするのは難しいと思います。



 
Ozashiritoro7 お座敷エリアにトイレがあります。
 
車いす対応という事にはなっていますが、Aブログの作者から言わせてみたら、ちょっと広いトイレであってバリアフリートイレと言い難く、自力で手動の車いすを操作できる人でドアに鍵がかからなくても気にしない人限定という事です。
 
始発である会津田島駅から乗車するなら、駅で済ませた方がいいです。
Ozashiritoro8 会津高原側の車両です。
 
こちらはトロッコ車両になっています。
 
乗車時期が時期だけに窓がしっかりとありますが、夏場は窓がなく開放感があります。
 
また、こちらの車両には売店スペースがあり、グッズや飲み物を売っていました。
展望席からだと遠いので購入に行くのを諦めました。
Ozashiritoro9 また、こちらの車両も車いすスペースがあります。
 
ただ、車いすスペースのある所と売店スペースは同じ車両の端と端なので車いすの方が売店スペースに行くのは難しいです。
 
今回、フリーきっぷを使っていないので途中下車できた湯野上温泉ぐらいしか駅の様子が分かりませんが、乗降だけなら会津田島、湯野上温泉はスロープで対応、会津若松駅は会津鉄道が発着するホームだけは階段昇降機でホーム階と跨線橋階の間を移動。跨線橋から他のホームと改札は改札はエレベーターがあります。
Ozashiritoro10 途中、会津下郷駅でマスのフライが挟まれたますサンドが売りにこられたので珍しさがあり購入しました。
 
地元で作られているものを普段乗っている列車では買えないものを購入できるのは観光列車の楽しみだと思います。
 
今度は全区間乗ってみたいと思いました。

2024年9月17日 (火)

Saku美Saku楽(さくびさくら)

Sakubisakura1 岡山―津山間を運行しているSaku美Saku楽(さくびさくら)の指定席券です。
 
きっぷの受け取りが徳島駅なのは藍よしのがわトロッコの乗車前だったから。
 
乗車記念のチケッターが押印されているので、実際には今回出す写真で最後に撮ったものになります。
 
JRでは基本的に下り列車は奇数、上り列車は偶数で表示します。
 
津山線は津山から岡山に行く方が下り、岡山から津山に行く方が上りになります。
 
岡山から乗車したので必然的に偶数になります。
 
この列車が津山に到着すると、岡山行きのSaku美Saku楽1号になります。
Sakubisakura2 岡山駅でSaku美Saku楽を撮りました。
 
列車は1両で運行してます。
 
ですので指定席券の1号車を消す必要が無いのでそのままにしました。
 
ちなみに普通列車の扱いなので18きっぷと指定席券で乗車できますが、Aブログの都合で18きっぷの期間外に乗車しました。
Sakubisakura3 国鉄型のディーゼルカーですので車両にステップがあります。






 
Sakubisakura4 一応、車両にアクセスできる渡し板はあります。
 
車いす利用者のものと言うより、車内販売のワゴンを車内に入れるために使われてそうです。
 
実際、トイレはありますが車いすの方が使えそうもない洋式トイレです。
 
岡山と津山の両駅にバリアフリートイレがあるので車いす利用者が利用できなくもないです。
このスロープの隣が1番A席になります。
Sakubisakura5 ボックスシートもあるのですが、ロングシート状になっているシートも多いです。
 
先程述べた1番A席もこのようなシートです。
 
テーブルは1席1卓なので写真は2席分になります。


 
Sakubisakura6 基本的に岡山駅を出ると津山駅まで乗客の乗降はできません。
ですが、福渡駅と亀甲駅では少し停車時間があるので全員降りた時に車内を撮りました。




 
Sakubisakura7 事前にWESTERで予約をすれば特製弁当かスイーツセットが購入できます。
 
私は写真のスイーツセットとマスカットドリンクのセット(2,400円)にしました。
 
WESTERポイントがあったので実際にはポイントの引き落としだけですが…
写真右から季節のプリンアラモード・レモンとオレンジのレアチーズ・イチゴとさくらのタルト・岡山産黒豆の抹茶モンブランです。
 
左の3つは上からカバーがかけられていましたが、写真撮影の為、カバーを外して元の位置に戻しました。
 
ちなみにマスカットドリンクは岡山駅で市販されています。
 
ソフトドリンクの車内販売はないので飲み物はもちこんだ方がいいです。
 
津山でホルモンうどんを食べる予定でしたので弁当を止めました。
(弁当を選んでもポイント引き落としができる程度にたまっています。)
Sakubisakura8 記念品の販売がありましたが、オリジナルのコットン巾着(500円)を購入しました。
 
御船印帳を入れる袋として活躍することになります。




 
Sakubisakura9 車両の岡山方に乗車記念のスタンプやパネルがあり、パネルを持って記念撮影ができます。
 
スタンプ帳が無くてもはがきサイズの用紙があるので問題ありません。



 
Sakubisakura10 亀甲駅で改札外に出て駅舎と列車を撮ってみました。
 
この駅には何度か降りたことがあり、歩いて数十分に食堂かめっち。があって、利用しました。
 
久しぶりに降りたらこの駅に実際にカメが飼われていました。

この駅を出たら津山駅はすぐです。
線形がよろしくないので揺れることがありましたがクッションが良かったのでこれで530円の追加なら安いと思いました。

2024年9月10日 (火)

藍よしのがわトロッコ

Yoshinogawatrolleytrain1 JR徳島線を走る観光列車「藍よしのがわトロッコ」の指定席券です。
 
いつもなら指定席番号を消していますが、幸か不幸かサンサンとかいう迷走台風のせいでこの日の運行が中止されました。
 
きっぷを手にした直後に撮影して、欠航が決まったので別の日に振替乗車したので画像だけがあります。
 
後述の説明の為にも、番号を消さない方が良かった為、当ブログ記事としては良かったと思います。
 
(スケジュールが無茶苦茶になったのでそれ以外ではよくなかったのですが…)
Yoshinogawatrolleytrain2 2両編成で車両はトロッコのような車両が1号車です。
 
私が乗車する阿波池田行きの場合、前の車両になります。
 
次の写真も同様ですが、2ヶ月前に徳島駅に行ってまして、阿波池田から帰ってきたよしのがわトロッコの写真です。
下車後ですので人がいないのが魅力です。
Yoshinogawatrolleytrain3 指定席券に記載されている、2号車になります。特急用車両です。
 
投稿日現在、同型の車両で松山から宇和島まで行く特急宇和海がこの車両です。
もちろん、カラーリングは違いますが。
 
指定席券は別途必要の列車ですが、他に必要なのは乗車券ですので、18きっぷ+指定席券で乗車できます。
Yoshinogawatrolleytrain4 さて、私だけでなく、徳島駅から乗車する客は全員2号車に乗り込みます。
 
ステップがある車両になります。
 
改造は必要最低限に抑えられているのでトイレは和式です。
(暗にバリアフリー対応になっていないと言ってたりします)
Yoshinogawatrolleytrain5 2号車の座席です。
 
特急宇和海と同じような座席です。
 
ただ、車販スペースとして座席が一部取り払われているほか、座席の一部がスタッフが使う座席みたいで無論、その座席には座れません。

そして、徳島―石井間はトロッコ車両に乗れません。
したがってトロッコ車両に行くのは石井駅をすぎてからになります。
Yoshinogawatrolleytrain6 トロッコ車両です。
 
さて、座席配列が1号車と2号車が違います。
 
普通の座席配列が2号車で1号車は4人掛けのブロックで列を形成しています。
 
指定席券ですが、例えば2号車5番A席(私が本来乗車する予定だった座席)を持っていた場合、トロッコ車両に移動する場合、1号車5番A席に座ることになります。
吉野川が阿波池田行きの場合、進行方向右側にあるのでトロッコ車両は進行方向右側の座席の方がよく、進行方向に向いて座る方がいいので阿波池田行きの場合、奇数番号のD席、徳島行きの場合は奇数番号のA席がお勧めです。
私の場合、急に乗車日が変更になったので選べませんでしたが…
Yoshinogawatrolleytrain7 石井駅に着く前にもらえたのは、記念乗車証とトロッコカードという記念カードと…






 
Yoshinogawatrolleytrain8 夏場の運行ということでうちわがありました。
 
うちわの方は座席ポケットに入っていて持って行っても良かったので持ち帰ることにしました。
 
このうちわを持って、駅で見送ってくれた駅員や沿線の人にうちわを振って挨拶に応えました。
 
観光列車のいいところです。
Yoshinogawatrolleytrain9 車内販売があったのでよしのがわ清流ブルーソーダを注文しました。
 
ネーミングにつられて購入しました。
 
グッズ類もあったのですが、せっかくなら藍染製品や大谷焼があったらいいのにと思いました。
 
食べ物は鳴門金時を使った製品が多かったのと比べたら徳島らしさが無い気がしました。
Yoshinogawatrolleytrain10 吉野川沿いを走っている徳島線ですが吉野川がずっと見えているわけではないので、吉野川が見えるところはもっと減速してもいいのではと感じました。
 
個人的に暑いと感じたら冷房の効いた2号車に移動できるところは高評価です。
 
他のトロッコ列車に乗る時はずっと同じ車両ですので、状況に応じて座席が変えられるのはいいと思いました。

2023年9月30日 (土)

トロッコ列車ゆうすげ号

7年前の熊本地震で全線の約6割の区間で運行ができなかった南阿蘇鉄道が2023年7月15日に全線開業したのでバリアフリーチェックがてら乗車することにしました。
 
私が行ったのが平日だったためトロッコ列車が運転されていないと思ってあきらめていました。
 
Trolleytrainyusuge1 ところが、動いていない筈のトロッコ列車が動いていました。
 
とある駅の喫茶店の方に聞いてみたら、平日でも団体客の予約が入っていると動いていることが多いとのこと。
 
トロッコ列車に乗車できるかどうか確かめるのに次のトロッコ列車の始発駅である高森駅に行くことに。
そうしたら、無事にきっぷを購入することができました。
先程も述べましたが、団体客が乗車するのでそのおこぼれという感じではありますが、豊肥本線との分岐駅である立野駅方から数えて1号車、2号車、3号車で前2両が団体客が乗車するらしく、必然的に個人で乗車するのは3号車ということに。
Trolleytrainyusuge2 このトロッコ列車に乗車することを想定していなかったので線内に乗車できる1日乗車券(1,200円)を持っているのでトロッコ列車の代金(1,010円)を追加で購入。
 
高森駅には巨大な駐車場があり、この駅まで車で乗り付けてトロッコ列車に乗車ということを想定しているのか、高森駅から立野駅までの普通列車の運賃が490円で、双方の合計額が1,500円とキリのいい数字にしているようです。
もちろん、障害者割引も運賃に対してはあるのでその場合は立野まで乗車した場合、250円になります。
トロッコ列車は各駅停車で基本的には運賃+トロッコ列車料金(1,010円)で隣の駅まででもトロッコ列車料金の金額は変わりません。
Trolleytrainyusuge9 高森駅ではこの日は運休日だったサニー号トレインが留置していました。
 
これはONE PEACEの作者である尾田栄一郎の出身地が熊本県であり、熊本復興プロジェクトの一環のようです。
(ちなみに運行日は毎週木・金・土・日と祝日で、1日に上下各3本です。そして、運賃だけで乗車できます。)
実は高森駅には…
Trolleytrainyusuge10 フランキーの像が建っています。
 
もちろん、これも熊本復興プロジェクトの一環です。(他の像は熊本復興プロジェクトのHPに載っています。)



トロッコ列車にはトイレがありません。ですので、乗車前にトイレを済ませておくのがいいでしょう。高森駅・立野駅にはバリアフリートイレがありますが、全駅を見て回れなかったので他の駅は省略します。
Trolleytrainyusuge3 こちらは1号車の入口になります。







 
Trolleytrainyusuge4 そして、こちらは2・3号車の入口になります。
 
違いは客車にステップの有無そしてドアの幅が若干違います。
写真の通り、車いすの方の乗車は1号車がお勧めです。
 
しかし、団体客が前2両に乗車するような場合、最後尾が1号車になるのは立野駅発の列車になります。
 
Trolleytrainyusuge5 列車への乗車はスロープがあるらしいのですが、車いすスペースというようなものはないため、車いすから座席への移乗になるかと思われます。
 
そして、座席が狭いので車いすの方が乗車するのは結構ハードルが高いと感じます。
 
個人的には高森駅発の場合、進行方向右側が阿蘇の山が見れていいと思います。
Trolleytrainyusuge6 列車に乗ると案内役の車掌さんの話術にほっこりします。
 
駅によっては車掌さんがホームに下りてマイクを持って説明をしてくれます。
 
その説明から、地元愛が伝わります。

 
Trolleytrainyusuge7 終点に近づくと第一白河橋梁を渡ります。
 
高さが約60mあり、トロッコ列車は窓が無く、スピードを落として走るのでスリル満点です。
 
窓という遮るものがないだけなのに印象が変わります。


 
Trolleytrainyusuge8 さらに、現在工事中である立野ダムも観られます。
 
この景色は進行方向(立野方向)から見て左側で見られます。
 
この景色を見たら終点の立野駅はじきです。
 
個人的には乗れないと思ってあきらめていたトロッコ列車に乗車できてラッキーでした。

2022年11月 3日 (木)

SLもおか号

SLもおか号の存在は知っていましたが、当初乗車の予定はありませんでした。
思ったより他に時間がかかり、下館駅に到着する10数分後にSLもおか号が出発するのでワンチャン乗車できると踏みました。
全席自由席なので購入できるチャンスがありました。
Slmoka3 そして、ラッキーなことに乗車整理券(おとな500円・こども250円)を入手できました。
 
現在、日本で走っているSLはすべて観光列車でこれに乗車することが目的と言った感じです。
 
私個人的には京都鉄道博物館が梅小路蒸気機関車館だった頃に梅小路公園の外側を数百メートル往復するだけのSL体験乗車とハワイ島のシュガーコーントレインに乗車した時しかSLという乗り物に乗車したことが無かったので意外な収穫した気分で下館駅から乗車することにしました。
Slmoka1 SLに乗車する前にすることと言えば、機関車を撮ること。
 
2022年は運行する真岡鐵道の本拠地である栃木県で国体があったので国体のヘッドマークが掲げられていました。
 
マスコットキャラはとちまるくんというらしいです。
 
Slmoka0 昔懐かしい!?行先表示板(サボ)が設置されています。
 
しかし、今から思ったら、この車両が走っていた国鉄時代、既に方向幕になっていたはずなのでこの列車が運行されるのにあたって旅情を出すためにわざわざ作ったものではないかと思います。
 
もうひとつ言えば、車体のカラーも国鉄時代と違っていたはずです。
 
Slmoka2 そして、最後尾も撮ります。
 
車いすの方は下館駅へはJR水戸線で行かれることをお勧めします。
 
小山方面から来た場合、同じホームの切りかけ部分から出発し、水戸方面から来た場合、ホーム間の移動はエレベーターでアクセスできますが、関東鉄道で来た場合、階段で跨線橋を上がらないといけません。
Slmoka4 この車両にはステップがあり、渡し板が必要ですが、車いすが通れない幅ではないです。






 
Slmoka5ただ、車いすスペースと言ったものはなく、車端部のロングシートの部分にいるか、ロングシートの隣のボックスシートに移乗するかのどちらかになりそうです。
 
ただ、全席自由席なのでロングシートは人気が無く私が乗車した時も人気のないロングシートにいました。
(私の場合、幸い、真岡駅で下車した人がいたのでボックスシートに移りました。)
ちなみにこの写真は終点で乗客が降りた後に撮りました。
Slmoka6 出発してしばらくすると車内改札が行われて、乗車券に該当するときわ路パスと、先程の乗車整理券をだしたら、乗車記念証がもらえました。
 
昔懐かしい硬券のもので自動券売機のペラ券では味わえないです。


 
SLは石炭が燃料で走るので独特のにおいがあるのは否定できません。
しかも、最近の換気のこともあり、窓を開けているので車内にも石炭のにおいがします。
Slmoka7 個人的には気にならなかったですが気になる方もいることでしょう。

真岡駅でボックス席の乗客が降りたのでボックス席に移動し、窓を開けて撮影。
 
3両編成と短いので機関車の煙しか映っていませんでした。
トンネルらしきものはないので顔中すすだらけということはありませんでしたが、すすが付くので、顔が拭けるウェットティッシュを用意した方がいいかもしれません。
終点に到着しました。
Slmoka8 機関車の方向転換の為、一度バックします。
 
蒸気機関車の蒸気機関車らしい写真は何と言っても蒸気を出すところ。
 
迫力が違います。


 
Slmoka9 そして、写真の転車台に機関車を載せて180度回転して方向転換するのですが、蒸気機関車の撮影をしていたら、転車台の前まで行けなくて仕方なく、機関車が去った後に写しました。
 
この時に思ったのは機関士が若いのです。
つまり、運転技術が継承されていること、機関車を運転することに誇りを持っている姿勢が分かり、これから先、SLの運行に関して人手不足と言ったことはないと思いました。
なお、車いすの方は復路は真岡駅乗下車でもいいのですが、往路での真岡駅乗下車は出口まで階段オンリーなのでお勧めしません。
真岡駅の敷地内にSLキューロク館があるのでこれを見るのもいいですし、真岡駅の建物がSLを模した建物になっているのでSLづくしというのもできます。

2022年1月25日 (火)

国鉄型観光急行

本当はこの記事を採り上げるのはもう少し後の話でした。
しかし、2021年1月23日に予定されていた糸魚川荒波あんこう祭りが新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止になりました。
(1月30日・2月6日で別会場で行われる予定だったところも含めて)
しかし、既に購入した北陸おでかけパスは払い戻し手数料を払うことになるのでそんなもったいないことをするなら、このぶっとんだ列車に乗車してみようと思いました。
4551 その列車はえちごトキめき鉄道が運行する国鉄型観光急行

何がぶっとんでいるのかと言いますと文字通り国鉄時代に製造された列車を走らせるということ。

そして、この電車、つい最近までJR七尾線を走っていました。

北陸新幹線の開業で第3セクターに移管されてできたえちごトキめき鉄道。
全部新車で開業したにもかかわらず、わざわざJR西日本のお古を譲り受けて観光列車を走らせるのだから、ぶっとんでいます。

えちごトキめき鉄道はこの旧型電車を4両購入し、1両を直江津D51レールパークで展示されていて、残り3両をこの観光急行にしています。

この観光急行、1号車のみもともと急行型車両として製造されていて晩年、七尾線の普通電車として運行していました。
そして、その急行型車両は最後までJRが運行していた国鉄型の急行型車両なのです。
その希少価値に目をつけたというのがえちごトキめき鉄道というわけです。
主に土・日・祝日に2往復運行で1号・3号は直江津始発で2号・4号が直江津終点。
日本海ひすいライン(市振―直江津間)全線運行するのが1・2号、糸魚川―直江津の部分運行するのが3・4号ということになります。
折角なので全線運行する2号に乗車しました。
北陸おでかけパスが使えないので指定席である1号車には座れませんし、当日いきなり乗車ということもできないので500円の急行料金だけ払うことにしました。
4552 直江津から糸魚川に向かって先頭車が1号車なので、2号に乗車するわけですから、3号車が先頭になります。

始発の市振駅の構内踏切から撮影した3号車になります。

塗装は北陸線を運行していた当時の急行の塗装だそうです。

 
4550 先程、七尾線で運行していたと書きました。

その当時の写真がこちらになります。

多分、七尾駅で撮影したものだと思います。

塗装の違いこそありますが、恐らく、この車両かなと思います。

ちなみにこの車両は登場当初から普通電車です。
4553 旧型車両なので、冬季はドアが手動で開閉します。
 
ボタンで開閉できる今の車両と違い、扉をわざわざ開けるのもひと苦労です。
 
こういう体験ができるのも冬季に乗車する特典?かもしれません。

 
4554列車に乗車します。

今の北陸線(3セク化されたところも含めて)の電車はステップがありませんが、昔の車両は当たり前のようにステップがありました。
 
そういう意味ではバリアフリー化が進んでいます。
当然、トイレもバリアフリーではなく、リニューアルしていません。「ザ・国鉄型車両」ですから。
ちなみにトイレは指定席である1号車のみですが、トイレは自由席利用者も使えます。
4555 その指定席車両です。
 
テーブルがあるのは飲食提供の関係で作られています。
 
コロナ対策もあってかボックス席の半分が使えないようになっています。
 
この車両(1号車)に記念スタンプが設置されていて、そのスタンプを押すときに撮影しました。
4556 そして、こちらが自由席。
 
こちらが元から普通電車だった車両になります。

乗り心地は今の車両がいい上に、急行料金が設定されているこの列車の乗車率は高くなく、そういう意味では懐かしい旅情を楽しめると言えば楽しめます。

 
4557 この急行列車の良いところは急行券そのもの。
 
直江津駅・糸魚川駅で購入したら硬券の急行券で、車内で購入すると車内補充券で発行されます。

その車内補充券もスーパーのレシートのようなものではなく、昔懐かしいタイプの補充券です。
(しかし、えちごトキめき鉄道の車内補充券にレシートタイプのようなものはなかったように思います。)

無人駅である市振駅から乗車の場合、必然的に車内で急行券を発行することになります。

停車駅は前述の3駅のみなので他の駅の場合、特別に運行する場合のための予備でしょう。
そして今は車内改札はスタンプ方式ですが、昔はきっぷを型が残るタイプの物でした。
市振を出ると途中停車駅は糸魚川駅のみですが、乗客を扱わない運転停車があり、そのうちのひとつである名立駅が乗客がホームに降り立つ時間がありました。
4558 指定席である1号車は通常列車は停車しない場所のため、ホーム上も除雪されていません。
 
写真を撮るのもひと苦労です。
 
実際にここから写真を撮っている人は長くつを履いていました。
車内アナウンスによるとヘッドマークについている「兼六」は実際に国鉄で運行していた急行列車の名前で特急しらさぎに格上げされて数年間だけ運行されていた珍しい列車名だそうです。このヘッドマークは乗る時によって変わります。
4559 そして、紺列車の終着駅の直江津に到着。
 
行き先も国鉄時代のままでこういう細かいところまでこだわるのもただ単に旧型車両を購入しただけではないところに好感が持てました。
 
そう言えば、この急行、今や絶滅に近いくらい珍しい車内販売があります。
ちょっとした飲み物や鉄道グッズ、レトルトカレーなどのお土産類が販売品ですが、こういう体験も昭和を感じるものなのかもしれません。

2022年1月20日 (木)

青の交響曲(シンフォニー)

Bluesymphony1

5年程前にあべの橋から吉野まで運転する青の交響曲(シンフォニー)が誕生しました。

今までチケットが取れないだろうと思っていたから今まで乗らなかったのですが、乗車する機会ができたので初めて乗車することにしました。

今回はひのとりと違い、展望席にこだわらなかったのでインターネット予約アンドチケットレスにしました。

近鉄新春おでかけきっぷを乗車券代わりにしてチケットレス特急券で少しでもお得に乗車できる形です。(チケットレス特急券はポイントが付きます。)

吉野に着いてからの行動もあったのであべの橋から乗車しました。
Bluesymphony2_20220120051401私は1号車にしたので1号車の乗車位置に待っていました。

ちなみにこの列車は3両編成ですが、吉野に向かって3号車が先頭車になり、1号車は最後尾になります。あべの橋から見たらメインの改札から1番近いのが1号車になりますが、停車駅の中では吉野に向かって先頭車の方が出口に近い駅が多いです。(例えば吉野・橿原神宮前)
車内に入ると豪華な作りで驚きました。写真の手前左側が車いす対応席になっています。
Bluesymphony3 車いす座席になります。
 
1人用の座席は私が座った座席も含めて多くあるので隣に誰が座るのが嫌な人がこぞってこの席を取るわけではないので私が乗車した列車ではこの席に座っている健常者はいませんでした。


 
Bluesymphony4 4人掛けのサロン席になります。この隣に2人掛けのツイン席もありますが、どちらも共通して言えるのはリクライニングができても座席の方向転換はできません。
 
個人的な感想なのですが、乗り物は進行方向に向かって座るのがいいと思っているのであまり好きではありません。

ちなみに2人掛けの横並びの席もあります。
Bluesymphony5 1号車のドアのそばにあるのがトイレになります。
 
3両編成でトイレがあるのはここだけで車いす対応になっています。

車いす利用者にも押しやすい高さに開閉ボタンがありますが、この写真の押しボタンとは別に開閉ボタンがあります。
このボタンを押して中に入ると…
Bluesymphony6 狭いながらも機能的なトイレですが、介助が必要な方はこれでも狭さは否めません。

写真には分かりにくいですが、ウォシュレット機能も付いています。

また、水を流すボタンは大きく分かりやすいのもポイントが高いです。
 
Bluesymphony7 同じ個室の別の角度から撮影したものです。
 
小さいながらもベビーベッドがありますが、その下にはチェンジングボードがあり、ボトムを着替えるに重宝します。
 
もちろん、ベビーキープも備わっています。

 
Bluesymphony8 実は2号車は座席ではなく、主にラウンジスペースになっています。
 
本当に贅沢な作りになっています。
 
ここで飲み物や軽食をいただくことができます。
 
この写真は営業を終了間際に撮影したのでガラガラですが、乗車した時は座れないくらい人がいました。
Bluesymphony9 そして、同じ2号車にあるライブラリーコーナーです。
 
私は座りませんでしたが、ベンチもあっていい気分転換になります。
 
しかし…
 
乗車時間がどんだけ乗車しても90分に満たない列車では気分転換する必要はありません。
それだけ居心地のいい列車です。
なのでBluesymphony10飲み物を購入はしたのですがラウンジで食べずに自席で食べることに。
 
景色を眺めながら飲食するのはこちらの方がいいと思ったから。
 
私が注文したのは西吉野の柿スイーツセット(650円)です。柿の専門いしいの郷愁の柿とコーヒーか紅茶のセットになります。私はホットコーヒーにしました。
上品な柿の甘さが伝わる一品で良かったです。
季節によってメニューが変わるので季節ごとに乗車しても面白いと思います。
これで名古屋まで行きたいなぁ…と思いますが、この車両、軌間が違うので大阪線や名古屋線は走れません。
なので、この列車に乗るにはあべのまで行く必要があります。
ちなみに乗車券とは別に特急料金の520円と特別車両料金の210円両方必要です。

2021年9月28日 (火)

etSETOra(エトセトラ)

Etsetoraticket 広島駅から尾道駅まで呉線経由で運行するetSETOra(エトセトラ)の指定席グリーン券です。
  
もちろん、グリーン券だけでは乗車できないので乗車券は別購入です。
 
この日のグリーン券は今月の頭は売り切れでしたが、キャンセルした人がいるのでしょう、粘り強くe5489にアクセスしたらチケットが取れました。
(しかし、シートマップから席を選べなかったのでどこの席に座るのか予約完了のメールで初めて分かりました。)
 
なので、さっさとチケットを購入して後日きっぷに引き換えました。
 
一応、往路となる広島から尾道までなので、大阪に住んでいる私は広島に一旦向かうことになります。
大阪からだと尾道の方が近いのですが、この日の運行までは尾道からの復路は呉線ではなく山陽本線で宮島口まで行くので海を眺めるのは宮島口付近だけなのです。
だから10月2日からのetSETOraは復路も呉線まわりになりますが、後日公開するひろしま1デイきっぷが切符購入時でこの日までの期間限定だったのでどうしてもこの日までに乗車したかったです。
Etsetorahiroshimastn 広島駅に乗る列車が来ました。
 
列車の運行区間はすべて電化区間を走るのですが、ディーゼルカーで走ります。
 
なので、電車ではなく列車と表記します。
 
写真はテールライトが付いていますが、先頭です。
列車は東に向けて動きますが、車庫が広島駅の東にあるので広島駅まで回送した直後なので、テールライトが点いたままです。
停車時間はそれなりにあったのでここで車内を撮影しました。
Etsetoracarno2 2両編成で先頭は2号車で2号車の車内です。
 
本当は1号車の写真もあるのですが、人が結構映っている写真しかないのとブログの仕様により1記事10枚の写真しか掲載できないので泣く泣く諦めた写真が10枚あります。
 
バリアフリーに注目しているブログですので、何でこれを載せるのだと思われる方もいますがそこがこのブログの他にはない特徴だと思っているのでご了承ください。
 
背もたれが低いのは景色を楽しむために敢えて低くしているらしいのですが、特にリクライニングはできません。
Etsetorastep 言うまでもなくこの列車は改造してできた車両であり、元々は車両にステップがあって当たり前の時代に作られた車両でこの車両も例外なくステップがあります。
 
なので、車いすの方がこの列車に乗車するときは渡し板を使って乗車することになります。
元々の列車は1両にドアが2ヶ所ありますが、改造の時に運転台のそばのドアを撤去しているので1両に着きドアは1ヶ所になります。
Etsetoratoilet1 トイレは2号車にあります。
 
さすがに元々の車両が昭和の車両でもトイレをそのまま使うわけにはいかないので大幅に改造しています。
 
トイレの写真なので半分以上切れていますが、トイレのそばに荷物置き場があります。

あくまでも2号車の荷物置き場で1号車の荷物置き場は1号車の車両の中間にあります。また網棚のある座席もあります。
Etsetoratoilet2 トイレの内部です。
 
本当はこの写真とは別に写真がありますが、諦めた写真にベビーベッドとこの室内の点字付き案内板がありました。
 
内部の広さは移動する車いすトイレの中ではフェリーの次ぐらいに広いですが、手動の車いすで且つ自力で乗り移りができる人なら使えそうな広さです。
 
介護者が乗り移りを介助しようとするとスペースが狭いかなと思います。
 
広島駅から尾道駅まで3時間かかるこの列車。乗車時間もあり、トイレは1編成にこれしかないので稼働率は結構ありました。
Etsetoraspace 車いすトイレの向かい側にあるのが車いすスペース。
 
車いすトイレの幅があるので車端部ではなくドア横に固定装置があります。
 
ちなみにトイレや車いすの固定装置のもっとも近い座席は2号車2番A席ですが、この座席も座席は固定されているうえ、回転と言ったこともできないため車いすの人が移乗するのは結構ハードルがあります。
Etsetorapanel 運転台のそばにあった乗車記念のパネルです。
 
丸い窓の奥に映っているのは広島駅のエレベーターです。
 
この丸い窓の部分が撤去したであろうドアのあたりになります。
このパネルですが、MIYAJIMAGUCHIの文字がありますが、10月2日以降は運行されません。なので、当記事の投稿後、宮島口に行くのは10月1日のみになります。当然、このパネルも10月1日でお役御免になるものだと思われます。
そして、このパネルは乗車途中でアテンダントさんがこのパネルを持ってきて、写真を撮ってもらえます。私は撮ってもらいましたが、容量オーバーと顔が不自由なので写真掲載は控えさせていただきます。
Etsetoramiokuri 車内をひと回りしたので先頭車両に言ったら横断幕を持っている駅員がいました。
 
最近の観光列車の出発にありがちな駅員によるお見送りですが、旅の演出をしていて好感が持てます。
 
この写真では方向的に車内からこの光景は見られませんが、発車時刻が近づくとこの横断幕が車内に向けて掲げられました。あくまでもこの写真は列車と横断幕のセットだと解釈しています。
列車が出発しました。
呉線は単線区間が殆どで列車のすれ違いで停車することが多く、臨時列車という位置づけから待たせる方ではなく待つので思ったよりも時間がかかります。
この列車に速達性は求められていないのでそれでもいいと思います。
最近では車内販売も少なくなりましたが、観光列車と言うこともあり車内販売がありました。私が注文したのは竹炭かりんとう、季節限定のアイスコーヒー、オリジナルの木製キーホルダーです。写真は撮りましたが容量の都合で割愛いたします。ごみ箱はあったのですが、アテンダントさんがごみの回収に回ってきたのでアイスコーヒーとかりんとうの空き容器を渡しました。
車窓の写真も割愛させていただきます。
海の景色がきれいなところを減速して車窓を楽しむようにしてくれているのですが、停車するところまではいかないのがそこそこ運転本数の多い呉線の宿命です。列車のすれ違いで長時間停車するけれど駅でもないところではすれ違いも難しいのでこれだけのために信号所を作って…というわけにもいかないのが辛いところ。
これは乗車してからのお楽しみと言うことでご了承ください。
Etsetorausb 最後になって気が付いたのですが、モバイル機器の充電設備です。多くのテーブルでUSB充電を設置しています。
 
私が広島の往復に使った新幹線でもそうなのですが、日本国内を走っている乗り物の多くの充電場所はA型プラグで充電する方式。
こちらの充電は日本国内ではまだ少数派のUSB充電です。この列車に乗車することを考えている方はiPhoneのような充電ケーブルの持参が1番便利かもしれません。
終点の尾道駅では到着したホームの隣にLa Malle du Boisが停まっていました。
次にこの光景が見られるのは来年の3月の土・日になるようです。
(10月・11月の日曜日はLa Malle du Boisは三原まで延長しますが、三原駅に電車を長時間置いておけないので糸崎の車庫に回送するものと思われます。)
尾道に到着したのが12:32。この後、昼食して尾道観光も十分時間があるので、個人的には広島発の往路に乗車するのがいいと思います。ちなみに尾道発の復路は14:38です。

2019年2月26日 (火)

花嫁のれん

P1400232金沢駅から和倉温泉駅まで運転する「花嫁のれん」に乗車しました。

同区間には「能登かがり火」という特急が走っており、所要時間も能登かがり火の方が短いですが、花嫁のれんは定員数が少ない(2両編成・52席)のと内装が豪華なのでとても希少価値があり、売り切れる列車でもあります。
(ちなみに全車指定席ですので自由席特急券では乗車できません。)

写真は和倉温泉駅で撮影したもので、車内清掃後、金沢行の花嫁のれんとして運転する前の状態です。
(ちなみにこの金沢行の分は満席だったそうです。)
Hanayomenorenticket私が乗車したのは和倉温泉行きの花嫁のれん1号。

花嫁のれんも通常の列車と同様、e5489で予約が可能で、コンビニ払いにして乗車日前に駅で受け取りました。

写真右下の分が特急券のホルダーになっています。また、特急券の右下は花嫁のれん専用の車内改札印になっています。

左側が記念スタンプで少し見えにくいですが、花嫁のれんの文字があります。
ちなみにこのスタンプは2号車にあります。
P1400217チケットホルダーを裏返しにしたものです。

春夏秋冬でデザインが異なっているらしく、4つ集めると1枚の絵になっているそうです。

この時期に乗車したので当然、冬バージョンのものになります。

印刷物ですので金箔を貼っていませんが、金色を使うと豪華に見えます。
金沢と金箔を結びつけるのは日本の金箔生産の99%が金沢で作られています。
P1400200花嫁のれんは金沢駅4番のりばから発車します。

豪華列車が出発するのに金沢駅で1番端のホームで気が引けますが、臨時列車のせいなのか、ホームに停車時間の余裕があるからだろうか、とにかくこのホームから出発します。

雪景色を予想して特急券を購入してみたものの、当日は雪は積もっていませんでした。
P1400202花嫁のれんの入口のステップです。

元々の車両がステップのある車両なので仕方がないですが、七尾線を走る列車の中でステップがないのはサンダーバードと能登かがり火だけなので車いすの方はスロープを用意してもらうしかありません。


 

P1400203車いすスペースになります。

このスペースは2号車にあり、この写真に写っている窓と反対側の窓側に座席があります。

この写真の次の2枚の写真が車いす席に該当します。


 
 
P1400209車いす席になります。

車いすスペースのように座席がないか簡素な椅子かと思ったのですが、この写真の右隣の席と変わりません。

この座席、リクライニングが効かないのですが、椅子は半回転します。
レバーを上げてそのまま回転してレバーを話すと椅子は回転しなくなります。
P1400210

 

 

そして、半回転すると…

こんな感じになります。

このまま移乗してくつろぐのも良し、また半回転して景色を楽しむのも良し。

ただ、足に緊張がある方、足が曲がりにくい方には窮屈かもしれません。
Hanayomenorenwc紹介するのを忘れていました。

トイレです。

さすがにトイレは昭和時代のままの訳がないです。

新幹線ほどではないですが、列車内のトイレにしては結構広めではあります。

さすがにここだけは花嫁のれん仕様というわけにはいかなかったのでしょう。

それでもきれいです。
(投稿時において)
七尾駅の車いすトイレよりは綺麗かなと思います。
ちなみにこのトイレは2号車にあります。
P1400227では1号車って何があるの?と思われるかもしれません。
どちらかと言えば、こちらは半個室主体の座席になっています。

こちらの方がむしろ人気があります。
この写真は2人掛け用です。
座席そのものは2号車の座席と変わりなさそうです。
 

P1400228こちらは4人掛け用です。

座席はどっしりしていそうです。

途中羽咋駅で少し長めの停車時間を利用して記念撮影などもありましたが、モデルが最悪なので写真は撮ってもらいましたが、公開は差し控えさせていただきます。
今回は和倉温泉行きの花嫁のれんですが、金沢駅はエレベーターがあり、羽咋駅、七尾駅、和倉温泉駅は花嫁のれんの停車するホームが階段なしで改札外とアクセスできます。
ただ、和倉温泉から先、のと鉄道に乗られる方は七尾駅で下車して乗り換えないと階段中心の乗り換えになります。
たまにはこういう列車に乗るのもいいなと思ったひと時でした。

2018年2月28日 (水)

Belles montagnes et mer(ベル・モンターニュ・エ・メール)

P13608822月のとある日曜日。

とある列車が新高岡駅から始まります。
とは言え、写真の新高岡駅は新幹線の駅。

Belles montagnes et mer(ベル・モンターニュ・エ・メール)が在来線のホームから出発します。

「美しい山と海」という意味のフランス語であるBelles montagnes et mer(本当は定冠詞がいるのではないかというツッコミはなしにして)であるが、あまりにも長ったらしいので、列車名を含めて「べるもんた」という愛称が付けられています。
当記事も以降べるもんたと表記します。
P1360884べるもんたは毎週土曜日は高岡から城端まで運行し、毎週日曜日は新高岡から氷見まで(ただし、べるもんた4号は氷見から高岡まで)運行しています。

1両で運行する全席指定席の列車で、座席数が少ないのか人気があるのか2月という時期にも関わらず満席でした。

新高岡駅ではジャパンレールパス(注・訪日外国人向けのJRの乗り放題パス。私が所持することで不可能なのですが、外国人が使っていることは何十回も見たことがあります。)を所持している外国人観光客が乗りたいことを言っていましたが、指定席券を持っていないと乗れない旨を車掌に言われて諦めていました。
日本に来てからでは指定席券は取れないだろうなと思うと少しかわいそうな気がしました。
P1360885改造されているとはいえ、もともとは昔の普通列車の車両ですので、ステップが昔のままです。

車いす用のトイレもなく車いす用のスペースのないので車いすから乗り移れない方が利用するのは難しいかと思います。

ちなみに氷見行きのベルもんたの場合、新幹線新高岡駅・高岡駅・氷見駅改札外の公衆トイレに車いすトイレがあります。

 
P1360886車内は氷見駅に向かって右側にカウンター席になっています。

この椅子は回転もしないのですが、氷見行きの場合お勧めしたい理由は海側の座席になるからです。







 
P1360887氷見駅に向かって左側がボックス席になっています。

座り心地は圧倒的にこちらが上でグループ向けの座席であります。

テーブルが大きいのも魅力的であります。
 
P1360889



城端線の沿線に井波という街があります。

井波は井波彫刻という有名な彫刻がありまして、写真も井波彫刻です。

「走るギャラリー」の名にふさわしいです。





 
P1360890つり革です。

全車指定席
であるこの列車には本来不必要なものですが、もともと存在していたものをべるもんた仕様にしています。

写真は高岡大仏が描かれています。





 
P1360891氷見行きのべるもんたで新高岡から乗車する意味があります。

高岡駅では城端線ホームと氷見線のホームとの間にあいの風とやま鉄道(旧・北陸本線)の路線があり、この線路を渡らないといけない為、通常では高岡駅を境に乗り換えが必要なのです。

しかし、この列車に限って通常では体験できない高岡駅の構内のポイント切替によって城端線のホームから氷見線のホームに移動するのでそのまま乗車できるのです。
だから、高岡発城端行きのべるもんたでは構内通過を体験できなく、高岡発氷見行きのべるもんたも城端線のホームからは乗車できません。
だからこの列車は新高岡から乗車することに意味があるのです。
ちなみに構内通過の際、乗客は着席必須です。
上の写真は高岡駅氷見線ホームに停車中のべるもんたになります。
時刻表を見ると高岡駅の停車時間が長いのですが、ずっと停車しているわけではなく構内を移動しています。
P1360894べるもんたの特徴のひとつが別料金で味わえるものが存在することです。

富山県内の地酒がいただけるコースもありますが、人気があるのはぷち富山湾鮨セット(2,000円)です。

何がすごいかというとこの手の列車だと折詰弁当のような食事が多いのですが、べるもんたの場合、寿司職人が列車の中で握っているのでできたての寿司が動く列車の中でいただけるのが魅力です。
飲み物は氷見のはとむぎ茶です。
既設によって提供する寿司ネタは違うそうですが、この日にいただいた中では氷見でとれたマグロが脂がのっていて1番美味しかったと思います。
P1360900海が見えるのが氷見に向かって右側で海に向かって固定せきなので、写真を撮るときも比較的楽に撮れます。

天気が良ければ立山連峰が海の向こうに見えるのですが…

氷見線のいいところは富山湾の地形から島に渡ってないのに海の向こうに山が見えることです。

大阪ではなかなかお目にかかれない水平線を眺めることができます。
そして…
P1360905べるもんたと書かれている立て札はベルもんたの停車位置です。

もちろん、駅の停車位置ではなく、少しの間、乗客の写真撮影のために停車するものです。

なので、景色のいい場所での撮影が可能です。

暫く停車した後、列車は氷見に近づいていきました。

しかし、べるもんたの旅は続きます。
Berumontar
べるもんたの指定席券に乗車記念スタンプが押されます。

もちろん、これは車内改札の意味もあるのですが、定員が39名で満席の状態なので指定席券を持たずに乗車することは不可能なので念のための確認でしょう。

この指定席券は氷見駅で回収されることはなく、この指定席券で氷見駅構内にある氷見市観光協会に行くと…

 
Himi1day氷見市街地周遊バス1日フリー乗車券がもらえました。

日曜日運行分は氷見駅とひみ番屋街の往復しか運行していませんが、ひみ番屋街は人気のあるスポットなのでべるもんたの乗客がそのままひみ番屋街に流れた感じになっていました。
もっとも、中には氷見発新高岡行きのべるもんたに乗車する方もいたようです。

ちなみにバス代は片道100円です。
べるもんたの客をそのまま氷見市内で消費するようにするためと氷見駅での乗客の混雑緩和のために取られたアイデアだと思いますが感心しました。
P1360915氷見市街地周遊バスは怪物くんのイラストが描かれています。

氷見は藤子不二雄Aの出身地で氏の作品である怪物くんなのですが、氷見市内には同じ藤子不二雄Aの作品である、忍者ハットリくんのイラストの方が多く、氷見線にも忍者ハットリくんのイラストの列車が走っています。

今回はべるもんたの記事なのでこれで終わりますが、また氷見を訪れて今田は藤子不二雄Aワールドを案内できたらいいなと思います。

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